音と映像とのズレ対策のメモ書き
カメラの映像を無線で飛ばせないかと考えている。無線式のHDMI送受信機を使うと、およそ0.1秒のずれが生じるようだ。これを解決する手法を探しているが、いまだ解決策は見つかっていない。
今回はメモ程度に記載をしておく。
(一例)Atem mini シリーズの音のズレの症状
Atem miniシリーズに、エイヤーでHDMI端子とマイク端子とに信号を入力すると、マイク端子のほうが先に出力される。
これが、音と映像のズレに起因する。時間にして0.1秒くらい。
音楽を配信するにあたっては、そこそこ気になるレベルでずれることとなる。
ズレの原因
簡単に言ってしまえば、マイク端子の音声の処理と、HDMI端子の映像の処理、情報量の差から音声の処理のほうが早く終わってしまう、というのが音と映像がずれる原因と言える。
HDMIの規格自身が、テレビの規格から始まっており、厳密にタイミングを合わすようにできていない。
映像と音がずれてしまうのは当然なのかもしれない。
対策
Atem mini の機能を使う
とはいえ、映像と音がずれてしまっていれば、音が出るべき瞬間に音が出ないという、気持ち悪い映像が出来てしまう。
Atem miniシリーズは、マイク端子の入力にディレイを設けることができるようになっている。音を意図的に遅らせることで、タイミングを計る方法だ。
タイミングを合わせる機械を使う
タイミングを合わせる機械としては、フレームシンクロナイザーというのもがある。
これは、HDMI端子やSDI端子から入力された映像を、設定したフレームだけ遅らせて出力する機能を持っている。
前述のような音が先行する場合には使えないが、複数のカメラを使用する場合、カメラ間の映像のズレを解決することができる。
とはいえ、如何せんお値段が高い。趣味で使うレベルではない。
OBS Studioを使う
OBS Studioでは、映像や音声の入力に対して、フィルターで遅延を設けることができる。
これを用いれば、タイミングを合わせていくことができる。
とはいえ、この方法での遅延の調整は、徐々に遅延幅が変化していくとも耳にする。
経験値をもとに調整することになるのだろうが、実践投入するにはちょっとハードルが高そうだ。
まとめ
現状、手探りでのテストでは、OBS Studioのフィルターで対応するのが一番現実味がありそうだ。
詳細は機会があればまとめていきたい。
これが解決すれば、野外ライブや、大きなホールでの撮影ができるようになるため、是非とも何とか解決したい。
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